僕がシュリーマンになるまで(仮)

How I become a multilingual millionaire

小説第1章04

それはさかのぼること2ヶ月前のこと、やはり有馬は今回同様、突然ブースの前に立った佐久間に「ちょっといいかね」をやられたのだった。そのままブース前の椅子に座った彼は、有馬に向かって唐突に世間話を始めた。「有馬君、最近仕事の調子はどうかね。」突…

バンコクメモ 171102

11/2(木) 毎日起きるのが遅い。緊張感がなくなっている証拠だ。 昨日一日割と大冒険だったので、今日は大人しく過ごす。つまりまたサイアム。二度目のMBK訪問、上から下まで隈なく見て回る。僕らはレザー物を主として見て回ったけど、MBKにあるのはどうも安…

バンコクメモ 171101

11/1(水) 「せっかくここまで来たのに食べてばかりいる」とのお叱りで、今日は観光することに。まずは歩いて宿舎近くのジム・トンプソンハウスに行く。バンコクには何度も来ているのに、なぜかここはあまりにベタな観光地過ぎて来たことがない。ツアー時間を…

バンコクメモ171031

10/31(火) 到着した次の日に無理をするとまず全体の行程に響く。よって今日は一日ショッピングと美食Dayとする。寄る年波には勝てないのである。 まず8年ぶりのセントラルワールド訪問。サイアム乗換、緑線のChit Lom駅。セントラルワールド内はそれほど変わ…

171030 バンコクメモ

10/30(月) 14:15着陸、やや旋回。 ス空港は8年前と大きく変わらず、平日午後でもあり入国審査もあっけないもの。着陸後シンガSimをアクティベートしたらすぐ4Gにつながる。これで1カ月1GBS$10とは恐れ入る。 スーツケース回収後Nothing to declareは出口狭く…

銀座百景001:数寄屋橋交差点

僕にとって銀座の起点は数寄屋橋交差点だ。 この交差点は特に桜の時期が素晴らしい。都心でも他の場所と若干気象条件が違うらしく、どちらかというと靖国や千鳥ヶ淵のような王道の見どころに比べ、やや遅れ気味に桜が開花する。 桜脇の交番はきちんとスクラ…

銀座百景000:はじめに

「銀座は不思議なところだと思った。銀座はもはや昔の銀座ではない。昔日の銀座の魅力といったものを具体的に構成していたものは、もはや何もない。残っているのは単に道路だけだ。汚い、うすよごれた道路だけだ。しかもなお若い男女が銀座を慕ってやってき…

小説第1章03

有馬は自席に戻っていく佐久間の後ろ姿を追いかけながら、はて、何か呼び出されるようなことをやらかしたかなと不安になった。この事務所に入って1年、有馬が佐久間とまともに言葉を交わしたことは数えるくらいしかない。無表情は彼の常ではあったが、職場の…

中国語000:僕の中国語学習遍歴

僕が中国語を勉強しようと思ったきっかけは、県庁に入った最初の年に遡る。当時、人事課主催で庁内職員を対象に「中国語講座」が開催されていた。毎週水曜日の夕方から、国際課に中国武漢省から国際交流員(CIR)としてJETプログラム経由で配属されている先…

小説第1章02

通常なら、業務開始からしばらく経ち朝9時を過ぎた頃にようやく有田の机の前に何名かの来訪者が列を作り始める。建設事務所の行政課は、簡単に言うと各種の許認可手続きの窓口であり、道路や河川敷の使用許可や、建設業の認可を求める建設会社や行政書士、あ…

小説第1章01

第1章 始まり 東北の冬は得てして気まぐれである。 その日の朝、15分間の乗車を終えた有馬哲郎が東北新幹線を降り福島駅を出ると、駅前広場は辺り一面の銀世界と化していた。少し前に郡山に降った雪はもうすっかり溶けてしまい、ここ数日は透き通った冬の青…

小説第0章

Death and the Flower(仮題) 「どんなにつらくても ぼくはやめないぞ、 きっとこらえるぞ と、 かま猫は泣きながら にぎりこぶしを 握りました。」 宮沢賢治「猫の事務所」より ※この作品はフィクションであり、 実在する人物・地名・団体とは一切関係ありま…

雇われることから自営へ。

前の仕事を辞めてから2か月近く経つ中、色々次に向けて種をまく日々を送っているわけですが、つくづく思うのは、雇用されてする仕事と、自営業として自分を食わせる仕事は質も中身も全然違うということ。 なんというか、使う筋肉が違うというか、無駄であっ…

170823読書メモ

1 ストーリーとしての競争戦略 : 優れた戦略の条件 / 楠木建 著. 2010 →結構大部だが(500ページ超)なんとか目を通した。戦略=ストーリー=儲け話、戦略とは要するに「違いを作ってつなげること」。よってつながりが重要になってくる。小倉昌男経営学、三…

170821読書録

今日読んだ本を簡単にレビュー: 1 『PULL』の哲学 : 時代はプッシュからプルへ-成功のカギは「引く力」にあ ジョン・ヘーゲル3世, ジョン・シーリー・ブラウン, ラング・デイヴソン 2011 →PullとPush,Edgeとセレンディピティの対比。既存企業はPushのカテゴ…

再度退社宣言、そして独立前夜。

6月末に退職を申し出た。さすがに前回1月に色々慰留された経緯もあり、ほとんど何の障害もなく退職届が受理された。もうこれで後戻りは出来ない。 1週間のまとまった時間を作ったので、シンガポールに帰ってきた。会社の登記やら、色々と先のことを見据えた…

メーカー訪問

今日は朝からメーカー訪問。ホテルにお願いしてタクシーを呼んでもらい、インド音楽をBGMにひた走ること45分でようやく到着。 メーカー担当者は中国語に堪能なアメリカ人のアジアセールスマネージャーで、日本的な「儀礼訪問」をよく理解してくれているので…

ミネアポリス着

前回の投稿からだいぶ間が空いて、今年1発目のアメリカ出張 in Minneapolis。今回は行程上MNPが起点になるので、羽田からデルタ直行便で飛ぶことにしました。意外と早く、10時間ちょいで到着することに(隣の足長おじさんの不法侵入によりあんま眠れなかった…

ついに退社宣言、しかし撃沈

本当は冬ボーナスが出た直後にやるはずだった退社宣言を昨日敢行。直属の上司と総務課長にとりあえず伝えました。 とりあえずもう後には引けないので頑張るしかないです!ファイト。 よくやった俺。 →その後撤回しました。いやはや。。

昔話:僕と英語⑥ JICA時代

僕が東京移住を考え始めた頃、全く根拠がないのにこういう一つの考えがありました。 「自分のような経歴の人間なら、多分JICAであれば拾ってくれるに違いない」 今にして思えば何を根拠としてそう考えたのか全く不明なのですが、とにかく日本に帰ることを真…

昔話:僕と英語⑤ MS時代

さてシンガポールで仕事を探すことになったものの、僕の経歴は基本的に役所経験しかないので、なかなかうまくマッチする業界がありません。色々探した挙句、なぜかITエンジニアとしてMicrosoft社に潜り込むことに成功しました。仕事はPricing Analyist、Micr…

昔話:僕と英語④ シンガ時代

僕がシンガポールに派遣される期間は最初から2年間と決まっていました。なので、それが終わったら地元に帰って県庁に復職するのが当然であったわけです。でも結論からいうと、僕は2年間が終わった時点で退職し、そのままシンガポールに残ることを選びます。…

昔話:僕と英語③ クレア時代

さてCLAIR本部で1年間英語を鍛えられ、めでたくシンガポール事務所に赴任となりました。この職場はASEAN10か国とインドを担当地域として、要は各国の内務省関係者とパイプを作り、日本の各自治体との姉妹都市連携や交流事業を仕掛けて行きましょうという場所…

昔話:僕と英語② 県庁時代

さて地元で県職員になったわけですが、県庁的には英語を「活かせる」職場なんていうのは本当に限られてきます。でも時々、どこから聞きつけてきたのか「TOEIC900超えの若手が建設にいるらしい」という触れ込みで、道路用の標識(緑とか青色の看板)を訳して…

昔話:僕と英語① 学生時代

僕は今でこそ技術通訳だのシンガポールだのと言っているわけですが、ごくありふれた日本の一地方都市の家庭に育ったので、特段小さい頃から外国語や外国人に触れる環境にいたわけではありません。英語も普通に中学校から始めました。 中学時代は可もなく不可…

帰国後

10日間にわたる北米出張から帰ったのが先週のこと。その後時差ぼけに苦しみながらも一週間ぐらい経ち、ようやく平常運転に戻ってきました。 今の職場にはもう5年近くいるのですが、これだけ慣れてしまうと、朝1時間もあればその日に送らなければならないメー…

Stanley Park訪問

帰国前だというのに強行軍でStanley Par kまで足を運んでみたのさ。 早朝散歩は寒かった!

自分的備忘録01:今後買うファッションアイテム

以下箇条書きにて: パラブーツのバース→その後購入済 内羽根式ストレートチップ黒カーフ(Church's Consul)→その後購入済 外羽根式プレーントウ茶(多分チャーチShannon)→黒シャノン買うた 手巻き式腕時計(ユンハンス?)→ドイツ行って高くてあきらめた ウー…

初バンクーバー

噂に聞くバンクーバーに初めてやって参りました。 ・中華系商店がやたら多い(場合によっては中国語の方が通じる) ・Robson St周辺を歩いてると日本語も本当に良く聞く(オーチャードロードみたい) ・北米らしからぬ雰囲気(むしろ香港やシンガに近い感じ) ・買…

通訳という仕事01:敢えて訳さない通訳

10年前の自分は東京のとある官公庁系の団体で、日本中の外国語指導助手のために研修会等を開催するような感じの部署にいました。特にスポーツ系の外国人指導員は色々なバックグラウンドの国々から来ていたので、研修会を3日間やるだけでも大掛かりなブース(…